【ついたて将棋】ルール

 

ついたて将棋のルール

駒の動かし方等は普通の将棋(本将棋)と同様です。違う点は、相手の駒が見えない状態で将棋を指すことです。

相手の駒が見えないことによる追加ルールがあるので挙げていきます。(将棋クエストでしか指したことが無いので、以下もそれに沿って説明します。)

駒取り・王手・反則の通知

基本的には自分の駒の配置しか情報を得られませんが、それ以外に得ることができる情報として駒取り・王手・反則があります。

駒取り

相手の駒がいるマスに自分の駒を進めたら、取った駒が自動的に駒台に送られてきます。

逆に取られた場合は自分の駒が突然盤上から消えることになります。この場合は何の駒で取られたかは分かりません。

王手

王手に関しては、王手が掛かったら双方に王手を掛けた/掛けられたことのみが知らされます。どの駒でどんな王手が掛かったか、また玉がどこにいるかは通知されません。

反則

反則(具体的には後述)を犯してしまった場合は、双方に反則をしたことが知らされます。反則理由は双方とも通知されません。局面を元に戻して指し直しとなります。クエストの場合、一局で反則は9回までできます。

 

蛇足ですが、手番も通知されます。

 

反則の種類

ついたて将棋でも、本将棋における"非合法"な手は許されていません。そのため、そのような手を試みた場合は反則となります。これだけでは抽象的なので以下に具体例をお示しします。クエストの設定上、二手指し/行き所のない駒/二歩/そもそも駒が動けないところに進める、というものは指せない(はず)なので省きます。

王手関連

王手が掛かっているのに回避できていない場合や、自ら王手が掛かるように駒を動かした場合があります(玉が相手の駒の利きに動く場合or相手の遠駒を遮る駒を動かして王手を誘発してしまう場合)。

駒打ち反則

相手の駒の上に重ねて自分の駒を打ってしまったとき。

通過反則

飛車・角・香が相手の駒を飛び越えて動いたとき。

打ち歩詰

レアケース。私は記憶の限り一回だけ遭遇したことがあります。

連続王手の千日手

レアケース。

 

終局

終局の条件は以下の通りです。通常の詰みと投了に加えて、反則数超過と引き分けがあります。

詰み

本将棋と同様、玉が完全に詰んだら終局です。本将棋と異なる点としては、本将棋的には容易な3手詰などであっても、あるいは、詰将棋的に無駄合であっても、攻め手が正しく1手詰みまで詰ますのは難しいという事があります。

基本的には、詰まされる局面でも最後まで指すことをお勧めします。逆に詰ます側としても完全に詰ますまで油断禁物です。

本将棋では完全に詰まされるまで指すのは稀ですが、ついたて将棋ではむしろ最後の一手まで指すのが普通です。

反則超過

将棋クエストの場合、10回目の反則を犯してしまったら負けです。本将棋的に局面がどれだけ優勢であっても、反則数が超過してしまえば負けとなります。

規定手数に達する

将棋クエストでは、150手を超えたら引き分けとなります。

投了

もちろん投了することもできます。

 

エストの本将棋ではトライルール・千日手が存在しますが、ついたてクエストではこれらは採用されていません。